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●INTRODUCTION
南鶴見署捜査一課の刑事・月本周治(竹内力)は、宝石強盗を犯した相棒の田上(光石研)を射殺してしまう。良心に苛まれ、ギャンブルで借金まみれの生活に堕ちていく月本。ある日、何者かに襲われ、死臭と硝煙の漂う異様な場所へ拉致される。
そこでは、壮烈な殺戮ゲーム(=カンボジアン・ルーレット)が連日繰り広げられていた。通称「ポル・ポトの心臓」とも呼ばれるそのゲームは、4人一組となり、合図と同時に拳銃で殺し合う。弾は一発のみ。
そして金満家のギャラリーたちが大金を賭けて楽しむのだ。生き残った者は1ゲームにつき100万の報酬を受け取ることができ、その報酬で借金を返済する。報酬額が1億を越すと借金がチャラになり、人生をやり直せるチャンスが与えられるシステムだった。
大広間には月本のように生ける屍同然の敗残者たちがいた。暴力団組員(緋田康人)、会社社長(二瓶鮫一)、学生(宝井誠明)、サラリーマン(西沢仁)、主婦(野本美穂)、そして、殺人犯(寺島進)や元刑事(遠藤憲一)もいた。生き残るためには、誰かと組むしかない。執拗な騙し合いと駆け引きが渦巻く会場で、一体誰が信じられる!? 生き残りを賭けて、策謀の限りを尽くし、引鉄を引き続ける男たち…。 月本と組んでゲームに勝ち進もうと画策する芹沢は、田上に犯罪の手引きをした男でもあった。その芹沢の口から、警察内部に巣食う闇組織の黒幕がかつての上司・中島(深水三章)であることを聞き出した月本は、ゲームで芹沢を射殺した後、マネージャー(松山鷹志)を人質に会場を脱走する――。 実は月本は、宝石強盗事件が明るみに出るのを恐れ月本を庇って自殺した田上の仇をとるために、闇組織の黒幕を突き止めるべく、「ポル・ポトの心臓」の会場に潜入したのであった。遂に中島を追いつめた月本は、カンボジアン・ルーレットよろしく最後の一発を彼の手に委ねた。「月本っ…!!」一発の銃声が辺りに轟いた…。
主人公の月本を演じるのは『バトルロワイアルU・鎮魂歌』の竹内力。ダーティー・ヒーローぶりがますます冴え渡る竹内の脇を固めるのは、遠藤憲一(『金融腐食列島・呪縛』)、光石研(『Helpless』)、寺島進(『空の穴』)、深水三章(『うなぎ』)、二瓶鮫一(『12人の優しい日本人』)、松山鷹志(『呪怨』)等日本映画界注目の個性派俳優たち。
監督は前作『制覇』で竹内力とコンビを組んだ気鋭・鈴木浩介。本作は、OVの枠を超えた抜群の面
白さと全く先の読めない奇想のストーリー展開が話題を呼び、98年度ビデオオリジナル・
ベストテン第1位(ニューリリース誌)に輝いたハイパーテンス・アクション『報復』(宮坂武志監督)の映画版。脚本家・齊藤猛が前作の悪徳ポリス・アクションという設定を踏まえながらも、
究極のサバイバル・ゲームという着想のもとに新たに書き下ろした、白熱のハード・バイオレンス・ストーリー。全編を通
して感じられる緊張感みなぎる演出も、観る者を飽きさせない。
★99年度日本映画プロフェッショナル大賞・特別賞=竹内力
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