(c) 倉科遼・和気一作/芳文社/ウェディングライフサービス/ニューコンセプト
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●INTRODUCTION
“女”が頂点を極める街・銀座。この街を眼下に眺めながら、ある決意を固める娘がいた。「この街で“女帝”になってみせる…」。その黒髪が美しい女の名は、立花彩香(小沢真珠)、18歳である。
半年前の、大阪・十三。彩香は年齢20歳と偽り、数週間前に病死した母親(多岐川裕美)と同じ名のスナック『麻里子』でホステスとして働いていた。彩香は故郷・熊本を追われるようにこの街へ出てきたのだった。彩香の生い立ちを理解し雇ってくれたママ(宮川花子)や、常連客の斉藤(宮川大助)に囲まれ、彼女目当ての客も増えてきたある日、客の一人が彩香にしつこく迫る。危機一髪のところを救ったのは、以前、ミナミで彩香に声をかけてきた男・伊達直人(高知東生)だった。
それをきっかけに二人の仲は急接近するが、体を求めてきた直人を彩香は涙ながらに拒絶する。彩香は、自分と母親を蔑んだ男達への復讐を誓っていた。そのために、ホステスの世界で「女帝」としてのし上がろうと秘めたる野望を抱いていた。彼女にとって体はそのための武器なのだ。 「心だけでええ。お前の心を抱かせえ」。菱和会のヤクザである直人にもまた、その世界の頂点を目指そうとする野望があった。やがて彩香は直人の口利きで高級クラブ『エレガンス』で働き始める。 ナンバーワンの麗子(川嶋朋子)に目をつけられながらも、麗子の顧客で実力者の美濃村(通称「ミナミの妖怪」=ミッキーカーチス)を奪い取ることに成功した彩香は、ヒットマンとしての役目を果たした直人と別れ、美濃村に連れられ銀座へ乗り込んで行く。本当の闘いが今、始まろうとしていた――。
「週刊漫画TIMES」誌にて長期連載され圧倒的人気を誇った『女帝』の映画化である。原作は『夜王』がドラマ化され話題をよんでいる倉科遼。主演の彩香役に、その美貌が男達の高嶺の花となるに相応しい女優・小沢真珠。彩香に思いを寄せるヤクザ・直人役に映画『BLOOD-狼血-』等で活躍する高知東生。多岐川裕美、ミッキーカーチスを始めとする個性派俳優たちが脇を固め、スーパーバイザー&特別出演の田村順子(「クラブ順子のママ」)の女優ぶりも必見である。
監督は『一生遊んで暮らしたい』の金澤克次。脚本は映画・TV・ゲーム・コミックとマルチな活躍が目立つ吉本昌弘が担当。原作の主として大阪編にスポットを当て、女帝に上りつめるまでと裏世界に生きる直人との、心だけを抱きしめ会う究極の<純愛>を描き出したサクセス・ドラマが誕生した。
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