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●INTRODUCTION
騙し、騙され、裏切り、ハメる…金融業の最底辺《闇金》。欲望と虚無が渦巻くアンダーワールドで、非情な取立てに血道を上げるハイエナたちの群れ――。金と己れだけを信じて生きる、裏社会の修羅を鮮烈に描いた新堂冬樹の傑作アウトロー小説『無間地獄』(幻冬舎刊)が『くれないものがたり』『鍵』『ハサミ男』の池田敏春監督の手で遂に映像化。主演の竹内力(『バトルロワイアルU・鎮魂歌』)が冷酷・狡猾・凶暴とかつてない極悪非道のヤクザ役に挑み、組織内で対立する若頭補佐に渡辺裕之、組長に映画監督の若松孝二、実力派・隆大介(『五条霊戦記 GOJOE』)ほか俊藤光利、やべきょうすけら若手演技派が脇を固めている。
富樫組若頭の桐生保(竹内力)は、俗に《闇金》とよばれる最底辺の金融業をシノギとしている。《街金》にも見放された首の回らない客の弱みに付け込んで十日に三割、時には九割などの法を無視した高利で金を貸しつけ、狙った獲物からは必ず利息も含めた全額回収を果たしていた。
博打に入れ込む経営者、エステにハマる風俗嬢、外国人ホステスに入れ上げるサラリーマン…。極道の看板を後ろ盾に、欲望に溺れた獲物たちへの手段を選ばぬ非情な追い込みで、桐生は今や「闇金の帝王」と恐れられるまでにのし上がり、富樫組長(若松孝二)からも絶大の信頼を得ていた。
追い込まれた風俗嬢の情報から、桐生は悪徳エステのキャッチ・セールスで荒稼ぎを続ける玉城(俊藤光利)に目をつけ、金をムシり取ろうと画策する。 その一方、富樫組内での勢力奪回をもくろむ若頭補佐・鬼塚(渡辺裕之)が、桐生を陥れようと密かに保険金詐欺の絵図を描いていた…。 逃げるろくでなし、追うひとでなし。金とミエ、嫉妬と欲望に絡めとられた獣たちの凄絶な仁義なき戦いの幕が切って落とされた!
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