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DVD初版(販売:ジェネオン) 日活コレクション(販売:ハピネット) |
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●INTRODUCTION
鮮やかな原色の灯の海を漂い流れる一台のタクシー。黒髪のもの静かな一人の女性(高樹澪)が、その車に乗り込んで来た。流れゆく街並みを見つめる彼女の顔がバック・ミラーに映った時、タクシー・ドライバー(佐藤B作)の表情が凍りついた。「ルチアに違いない…」
ルチア、それはかつて彼が過激派の一員だった頃、部屋に連れ込んだストリッパーであった。爆弾製造の現場を見られた彼は、彼女に猿ぐつわを噛ませ、手足を縛り、監禁していたのだ。太腿に真っ赤なバラの蕾の刺青があるその“女”は、確かにあの無差別テロで死んだはずだった…。それが何故? 運命が十年の時を越え、二人を引き合わせたのか? 燃え上がる“女”の憎悪と“男”の情念。やがてそれは、二人を倒錯の愛欲へと駆り立てるのであった…。
リリアーナ・ カヴァーニの名作『愛の嵐』にオマージュを捧げた、高樹澪主演のセンセーショナル官能作(耽美派エロス作家シリーズ第一弾)。ベテラン・神波史男(『火宅の人』)の精緻な脚本を元に、鬼才・小沼勝監督が独自の美学で、女と男の究極の愛の姿を鮮烈、流麗に描いた問題作である。 高樹澪と佐藤B作の濃密なラブ・シーンが、高樹による挿入歌『ダンスはうまく踊れない』と共に話題を呼び、ビデオオリジナル・ベストテン( ニューリリース誌) のベスト1を獲得、佐藤B作も同主演男優賞を受賞した。
★92年度ビデオオリジナル・ベストテン第1位・主演男優賞=佐藤B作
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