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脚本家・森岡利行が主宰する劇団の公式サイト
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●INTRODUCTION
新聞の印刷工・伊達邦彦(木村一八)が最初に人を殺したのは、麻薬捜査のガサ入れの見張りの刑事だった。彼は幼い頃に両親を殺されて以来、武器と金しか信用することができなくなっていた。殺した刑事から拳銃と警察手帳を奪い、上海マフィアの大幹部・チャーリー陳(趙方豪)を脅して、大金を手に入れた。 次に伊達が狙ったのは、大銀行の現金輸送車だった。彼は病気のために会社をクビになり、自暴自棄になっていた元同僚・真田(芹沢礼多)を仲間に引き入れ、三億円の現金強奪を計画する。ところが、犯行の途中に真田が吐血して倒れた。分け前は残してきた妻子に渡して自分を殺せと頼まれた伊達は、真田を射殺しその遺体を始末した。盗んだ3億円は闇ルートで金塊の権利書に変え、恋人・久美子(中島宏海)と共に逃亡を図った。 しかし、殺したはずの陳が一命をとりとめていたことがわかり、伊達は陳の息の根を止めるために、彼が入院する病院へと急ぐ。だがそこには殺された刑事の同僚・大山(永澤俊矢)が事件の全容を嗅ぎ付け、執拗に追っていた伊達が現れるのを待ちかまえていた。 伊達は大山と対決して勝ち、首尾良く院内の陳を殺害、再び久美子と逃走した。だが「本当はあなたを殺したいと思ってるの」という彼女の言葉を聞いたとき、伊達は久美子の額へ向けて発砲していた…。 完全犯罪を成立させるため、冷酷に人を殺し続ける伊達邦彦。全編に彼の強烈な意志と、ストイシズムが充満する、世紀末に復活した究極のハードボイルド! 原作発表当時から現在に至るまで、ファンを魅了し続けてきた戦後のダーク・ヒーローNO.1“伊達邦彦”を木村一八が存在感たっぷりに好演する!
共演は『汝殺すなかれ』の永澤俊矢、ヒロインにTV『星の金貨』の中島宏海。音楽は『鉄男』等塚本晋也作品で知られる石川忠が担当。脚本は『鬼火』の森岡利行。大藪作品に欠かせない“ガンアクション”にはBIGSHOT
の納富貴久男を迎え、気鋭の廣西眞人監督の演出のもと、リアルで迫力ある銃撃シーンを実現させている。
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