2001年６月２９日（金） 　『NAGISA』がビデオ＆DVD化されました！ 製作日誌を読んで下さった皆さんにお知らせです。 『NAGISA-なぎさ-』が遂にビデオ＆DVD化！ ６月２９日徳間ジャパンコミュニケーションズより発売、 爽やかな旋風を巻き起こしています。 ビデオにはない特典映像が満載のDVDにはメイキング映像 を含めた「メモリアルNAGISA〜思い出の夏」を収録。 不肖私も出演してますので、この日誌を思い起こしながら ぜひぜひ楽しんでいただければと思います。 忘れられない夏をあなたに！

９月６日（月） 　お疲れさまでした！ きのうクランクアップしたばかりだけど、今日は打ち上げパーティー。 もう学校が始まってるので、なぎさもいつまでも東京にいられない。 松田まどかに戻って、普通の小学生に戻らないとね。 一本の作品が終わって打ち上げパーティーまで何日か間が開くと、次の仕事が入って 出席できないスタッフが出てくるが、さすがにきのうの今日だから全員参加。 一次会は食べて飲んでおしゃべりして、出席した役者さんたちから一言ずつ言葉を もらった。もちろん子供たちからも。 二次会はカラオケだ。なぎさとのりは２人で『ＳＰＥＥＤ』の歌を唄ってる。 やっばりこの世代はこれか？ 麗子はセクシーダンス付きでセクシーボイスを披露。（何を唄ったか忘れたけど、 セクシーな振り付けのダンス付きだったことだけは覚えてる。やだねぇ、おじさんは…） 照明助手のＨが、ちっとも似てないけど妙にオカシイ『宇多田ヒカル』のモノマネを披露。 大爆笑で場を盛り上げてくれた。普段『縁の下の力持ち』と言った助手さんたちが 自分たちも楽しみ、また場を盛り上げてくれるのは本当にうれしい。 （チームワークの良さが見えてくるでしょ？） 最後になぎさに、この映画のテーマ曲『恋のバカンス』を唄わせる。途中からみんなで 歌って、大合唱。みんな笑顔で締めくくり。 出演者のみなさん、現場スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした！！！ （そして映画は仕上げの作業へと続く…）

９月５日（日） 　ステキなクランクアップ きのうと打って変わって晴天。今日でクランクアップだ。 なんか同じような天気状況でクランクインして、そしてクランクアップする。 今日はなぎさと洋にとって大事なキスシーンの予定が組まれている。 何日か前になぎさとキスシーンの話をしたら「やっぱ女の子だもん。気に しますよぉ。でもいいの、これは仕事のキスだから。映画のキスだから。 「ホントのキスじゃないの？」って、映画の中のセリフみたいな（そのまま？） こと言ってた。なぎさは本当に元気だねぇ。 それに対して洋は、きのうコンビニに買い物に連れていってあげた時にも ナーバスになってて、「キスって本当に好きな人とするんじゃないんですか？」 って、全然元気がない。まったくどの世代でも女は強い！（って言うかこの２人の キャラの差かな？） 好天の日曜日で海水浴のお客さんも 多いが、何とかお願いしてなぎさとのりの ２人だけの（他には誰もいない） ラストシーンを撮影。 とてもステキなシーンでステキな締めくくりになった。 これにて映画『ＮＡＧＩＳＡ』撮影終了！

９月４日（土） 　小休止 明け方、嫌な音（もうひとつのキーワードは『音』か？）で目がさめた。雨だ。 『岩場の海』に来てから天気予報を気にしてなかったけど、今日って雨の予報出てたの？ 予定通り撮影していれば、今日でクランクアップだったのに…。予報では夕方まで雨。 朝食前に早々と中止が決定。まぁ、みんなそろそろ疲れのピークだからね。 ゴール直前の良い骨休みということで…。 朝食を済ませてから、助手さんたちはそれぞれ機材の整備をはじめたり、寝直したり。 子供たちはトランプやったり、宿題やったり（って、本当はもう学校始まってるのに まだ宿題終わってないの？）。 カメラマンと照明技師は、車で小一時間のところにある『温泉ランド』に行った。 監督も今日はゆっくりとすごすと言っている。 撮影の終わったタツヤに麗子、若者たちを駅まで送ったら、もう一度寝直すか？

９月３日（金） 　キーワードは『お祭り』 今日は午前中に洋のおぼれる大事なシーンが組まれていた。昼食時に 「ちゃんとおぼれられたか？」と洋に聞くと「うまくできたと思います」 と晴ればれとしていた。大事なシーンを終えて、やはりホッとしたんだろう。 午後からなぎさが合流。昨夜が遅かったのでゆっくり寝坊できたかな？ ふと気がついたが、午前中いっばいなぎさの顔を見ないのも珍しいな、と思った。 ずっと出ずっぱりだものね。 夜になって、昨夜の『浜辺のダンスパーティー』のシーンの続き。準備の最中、 録音技師がヘッドホンをはずしてけげんな顔をしている。（嫌な予感だ…） どこからか音楽が聞こえてくると言う。またか、と思いつつ、何でこんなところで と制作部に調べてもらったら、車で１０分ほど走った所で明日と明後日の２日間 『サマーフェスティバル』をやっていて、その前夜祭らしい。『盆踊り』だの 『サマーフェスティバル』だのとつくづくお祭りにぶつかる作品だ。そう言えば 根岸季衣さんがおっしゃってた「海の家のおばちゃんにとって夏はお祭り」と言う 言葉。そうか…。この作品のキーワードは『お祭り』だったのか？